片付け04.5Sとは何か?

現場整理の考え方を、仕事とデータ管理に置き換えて考える

「5S(ごエス)」とは、
日本で生まれた職場整理・改善の考え方です。

もともとは工場や製造現場で使われてきましたが、
調べていくと、これは単なる清掃ルールではなく、
仕事のムダを減らすための思考フレームだと分かってきました。


5Sの基本構成

① 整理(Sorting)

必要なものだけを残し、不要なものを取り除くこと

作業エリアには「今、使っているもの」だけを置く。
使われていないものは、ムダとして一度立ち止まって考えます。

👉 Web制作で言えば
・使われていないファイル
・古い設定
・放置された下書きページ

これらもすべて「整理」の対象です。


② 整頓(Setting-in-Order)

すべてのものに置き場所を決め、すぐ使える状態にすること

ポイントは
「しまう」ではなく すぐ取り出せる こと。

👉 データ管理なら
・フォルダ構成が決まっている
・誰が見ても内容が分かる名前
・探さなくていい状態

これが整頓です。


③ 清掃(Shining)

常にきれいな状態を保つこと

単なる掃除ではなく、
異常や不具合に早く気づくための行動です。

👉 WebやITの現場では
・不要なプラグイン削除
・エラーの放置をしない
・動作確認を習慣化する

こうした行動が「清掃」にあたります。


④ 清潔(Standardizing)

整理・整頓・清掃を維持できる状態にすること

一度きれいにしても、
やり方がバラバラだと、すぐ元に戻ります。

👉 そのために
・テンプレート化
・初期構成の統一
・手順の簡略化

を行い、「きれいが続く状態」を作ります。


⑤ しつけ(Sustaining the Discipline)

決めたルールを守る習慣をつくること

5Sの中で一番難しく、
一番重要なのがこの「しつけ」です。

気合や根性ではなく、
迷わなくていい仕組みを作ることが目的。

👉 ルールを覚えなくても
自然と守れる状態が理想です。


5Sを実行すると何が変わるのか

5Sを実践すると、

  • 作業効率が上がる
  • トラブルが減る
  • 安全性や品質が安定する

とされています。

これは工場に限らず、
小規模事業者や個人事業主の仕事環境でも同じだと感じています。


365デザイン視点での捉え方

5Sは
「きれいにするためのルール」ではなく、

仕事を止めないための仕組み

Web制作・保守・ITサポートの現場では、
この考え方がそのまま活きます。

作って終わりではなく、
続けられる状態をどう作るか。

5Sは、そのヒントになる考え方だと感じています。