GA4(Googleアナリティクス4)でおさえるべき基礎とは?

Webサイトを運営していると、アクセス数や訪問者の動きが気になるものです。とはいえ、数字ばかり見ていても意味はありません。そこで大事になってくるのがGA4で何を見て、何を判断するかという視点です。

GA4の基本的な使い方を理解しておくと、日々の運営や改善に役立つ“ヒント”を得ることができます。今回は、アクセス解析の「4つの目的」について、初心者にもわかりやすく解説します。

大切なのは“何のために見るか”を明確にすること。

  1. どんな人が来ているか(ユーザー像の可視化)
  2. サイトの中で何をしているか(行動把握)
  3. 成果につながっているか(効果測定)
  4. 毎日の変化をどう読むか(モニタリング)

1. ユーザー像の可視化 〜誰がサイトに来ているのか?

まず知っておきたいのは、「どんな人がサイトに来ているか」です。

GA4では、ユーザーの年齢層、性別、地域、使用しているデバイス(スマホ or パソコン)などを確認できます。これにより、自分の想定していたターゲット層と、実際の訪問者との“ズレ”がないかをチェックできます。

たとえば「20代女性向けのサイトなのに、実は40代男性が多く訪れている」なんてことも。そういった気づきが、今後のコンテンツ作りや広告配信に役立ちます。

2. 行動把握 〜何を見て、何をしているのか?

次に大事なのが、「ユーザーがサイトの中でどのページを見ているか」「どの順番で移動しているか」「どこで離脱しているか」といった行動の流れです。

GA4では「イベント」という形で、ページビュー、クリック、スクロールなどのユーザー行動を細かく追跡できます。

たとえば、お問い合わせページに到達していないのであれば、導線に問題があるのかもしれません。人気ページに滞在時間が長いのなら、そこをさらに強化する価値があるかもしれません。

3. 効果測定 〜成果につながっているか?

アクセスが多い=成功とは限りません。Webサイトには目的がありますよね。資料請求・問い合わせ・購入など、その「目的の行動(=コンバージョン)」が、どのくらい達成されているかを測ることが大切です。

GA4では、特定の行動を「コンバージョン」(訪問客のうち、何人を目的の行動に誘導できたか)として設定できます。

「SNSから来た人のうち、どれだけが問い合わせにつながったか」
「ブログを読んだ人のうち、どのくらいが商品ページを見たか」

など、成果につながる導線の強弱が見えるようになり、改善点が明確になります。

4. モニタリング 〜日々の変化を見逃さない

サイトは生き物のように、日々変化しています。更新頻度やキャンペーン、季節要因などによって、アクセス数やユーザーの動きは変わっていきます。

GA4では、ダッシュボードやカスタムレポートを使って、日ごとのアクセス状況や傾向を追うことができます。これによって「急にアクセスが減った!なぜ?」という変化にもすぐに気づけますし、改善のタイミングを逃さずにすみます。

まとめ

GA4は、数字をただ眺めるツールではありません。
ユーザー像・行動・成果・日々の変化を自分の視点で観察し、改善に生かすための羅針盤のようなものです。

最初は少しとっつきにくいかもしれませんが、「なぜ見るのか」「どこを見るのか」がわかると、あなたのWebサイト運営はぐっと変わります。

もし「よくわからない」「自分では手が回らない」という場合は、GA4の初期設定や解析サポートも行っていますので、お気軽にご相談くださいね。

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