WordPressのバックアップが急に倍増?原因と解決法を徹底解説
こんにちは、365デザインです。今日は実際にあったトラブルと、その解決方法をご紹介します。WordPressの運用に役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
発端:バックアップが倍増している!?
ある日、WordPressのバックアップを確認したところ、不思議な現象が…。
バックアップデータが「1GB」だったはずなのに、既存サイトに上書きインストールした直後、2GBに膨れ上がっていたのです。
「えっ、なんで?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
💡 原因は「重複データ」や「キャッシュ」
WordPressで容量が増える典型的な原因は以下のとおりです。
- バックアップが二重保存(All-in-One WP Migrationのバックアップフォルダ)
- 画像やファイルの重複(
uploads
フォルダ) - キャッシュや一時ファイルの溜まりすぎ
とくにAll-in-One WP Migrationは、インポートすると古いバックアップデータを残したまま新しいデータを保存するため、気づかぬうちに容量がどんどん増えることがあります。
🔍 解決方法:まずは容量の見える化
容量を特定するには、「Disk Usage Sunburst」 というプラグインが便利です。
- 管理画面から「プラグイン → 新規追加」で「Disk Usage Sunburst」を検索・有効化
- 「ツール → Disk Usage Sunburst」を開く
- 円グラフでどのフォルダが容量を使っているか確認
これで、どこが肥大化しているのか一目で分かります。
削除しても安全なフォルダ/ファイル一覧
容量削減のために削除しても問題ない代表的なものは以下です。
wp-content/cache/
→ キャッシュ系プラグインの一時ファイル。削除しても自動で再生成されます。wp-content/uploads/cache/
→ サムネイルや最適化画像の一時保存データ。不要になったものは削除可。wp-content/ai1wm-backups/
→ All-in-One WP Migrationの古いバックアップ。新しいものを1つ残して削除OK。wp-content/updraft/
(UpdraftPlus使用時)
→ 過去のバックアップZIP。最新分以外は整理可能。
ただし、wp-content/uploads/
本体(画像やメディアが入っている場所)は安易に削除しないこと。必要なファイルまで消える可能性があります。
作業前に必ずやること
ファイルを削除する前に、必ず以下を実施してください。
- WordPress全体のバックアップを取得
- サーバー管理画面やFTPで削除する場合は、誤って必要なファイルを消さないよう注意
これを怠ると、万が一のときに復元できず、大きなトラブルにつながります。
まとめ
- バックアップが倍増する原因は「重複データ」「キャッシュ」にあり
- 「Disk Usage Sunburst」で容量を見える化するのがおすすめ
- 削除しても安全なフォルダは
cache
や古いbackups
- 作業前には必ずバックアップを取ってから進めること!
WordPressの容量管理は、サイトの安定稼働や表示速度にも直結します。
定期的にチェックして、無駄なファイルを整理していきましょう。
👉 次回は「実際に削除する手順(FTP・ファイルマネージャー編)」についても解説予定です。