reCAPTCHA Enterpriseの課金が不安な方へ ─ Cloudflare Turnstileで解決する方法

「GoogleのreCAPTCHA Enterpriseを使っているけど、課金が不安…」
そんな声をよく耳にします。

実際、reCAPTCHA Enterpriseは デフォルトで課金が有効 になっており、無料枠(10,000回/月)を超えると自動的に課金されてしまいます。
「止める」設定を自分で行わないと、知らないうちに請求が発生してしまう可能性があるのです。

そこで今回は、

  • reCAPTCHA Enterpriseの注意点
  • 一番シンプルな解決策「Cloudflare Turnstile」
  • どうしてもreCAPTCHA Enterpriseを使いたい場合の設定方法

をまとめました。


reCAPTCHA EnterpriseとCloudflare Turnstileの違い

項目reCAPTCHA EnterpriseCloudflare Turnstile
料金月10,000回までは無料、それ以上は課金完全無料、回数制限なし
設定Google Cloudで課金制御の設定が必要Cloudflareでアカウント登録するだけ
安心感無料枠を超えると請求の可能性課金の心配ゼロ

つまり、「課金されないか不安」という問題を最も簡単に解決するのは Cloudflare Turnstileに切り替えること です。


Cloudflare Turnstileへの乗り換え方法

とてもシンプルです。

  1. Cloudflare で無料アカウントを作成
  2. サイトを登録し、「サイトキー」と「シークレットキー」を取得
  3. WordPressで使っているフォームプラグイン(例:Contact Form 7、Fluent Formsなど)の設定画面に、取得したキーを入力

これで完了!
最初から最後まで無料で使えるので、課金の心配から解放されます。


どうしてもreCAPTCHA Enterpriseを使いたい場合

「いや、GoogleのreCAPTCHAをどうしても使いたい」という方は、課金を防ぐためにQuota(割り当て)設定をする必要があります

手順は以下の通り:

  1. Google Cloud Consoleにログイン
  2. 「IAM と管理」→「割り当て」へ移動
  3. reCAPTCHA Enterprise の「評価リクエスト数」を 333回/日 に設定

💡 なぜ333回?
無料枠は「10,000回/月」なので、1日あたりに直すと約333回(10,000 ÷ 30日)となります。
この制限をかければ、絶対に無料枠を超えることはありません。

ただし、Google Cloudの設定画面はやや複雑です。不安な方は、無理せずCloudflare Turnstileを選んだ方が安心です。


まとめ

  • 課金リスクが不安 → Cloudflare Turnstileに乗り換えるのが最も簡単
  • どうしてもreCAPTCHA Enterpriseを使うなら → 割り当てを333回/日に設定

Web制作をしていると「見えない課金」に悩まされることがあります。
Turnstileなら、最初から最後まで無料。気軽に導入できるので、安心してサイト運営を続けられます。

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