頑張っているのに、いつもゴールへたどり着けないあなたへ|メーガーの3つの質問で成果を出す方法
はじめに
どれだけ努力しても、なぜかゴールに届かない──。
毎日頑張っているのに、結果が出ないと「自分は向いていないのでは…」と落ち込んでしまうこと、ありますよね。
でも、その原因は努力不足ではなく、「問いの立て方」にあるかもしれません。
アメリカの教育工学者ロバート・メーガー(Robert F. Mager)が提唱した「3つの質問」は、目標達成のための道筋をクリアにし、迷いをなくす強力なフレームワークです。本来は研修や教育設計に使われる手法ですが、個人のキャリアや日常の目標管理にも応用可能。
この記事では、「メーガーの3つの質問」をわかりやすく解説しながら、あなたの努力をゴールへ直結させる方法をご紹介します。
メーガーの3つの問いとは?
- Where am I going? (どこへ行くのか?)
- How do I know when I get there? (たどり着いたかどうかをどうやって知るのか?)
- How do I get there? (どうやってそこに行くのか?)
(STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習, tradecreate.com)
各問いの意味と個人目標への応用
Where am I going? =「ゴールの明確化」
- 最終目的地(=目指す姿)を明確にします。
- 教育では「学習目標」、個人では「何を成し遂げたいのか?」を具体化。
- 例:「2025年12月までにTOEIC800点を取得し、英語でビジネスプレゼンができるようになる」など。
(leapkk.co.jp, louribot’s blog)
How do I know when I get there? =「評価基準の設定」
- 「達成した」といえる判断条件を定めます。
- テスト、観察、成果物、習慣チェックリストなど形式は多様。
- 例:「月末に模試で平均点〇点」、「英語で企画書を5本書いてレビューを受ける」など。
- 業務や研修では、評価方法の明確化を抜かすと成功は判断できません。
(leapkk.co.jp, miraimanagement.co.jp)
How do I get there? =「実行プラン・方略」
- ゴール・評価を踏まえて、「どう行動するか」を決めます。
- 例:「毎朝30分リスニング」「毎週末2時間英会話レッスン」などの具体アクション。
- 教育では「教授方法」、個人目標では「戦略・手順」に相当します。
(STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習, tradecreate.com)
なぜこれが効くのか?
- 逆算思考が働く
→ 目的から逆に計画が組めるため、「やるべき行動」が明確になります。 - モチベーションが続きやすい
→ 「ゴールと評価」が明文化されることで、進捗を実感しながら進められます。 - 手段だけで迷わない
→ 目標と手段の間にズレが生じにくくなります。
実践チェックリスト
問い | チェック項目 |
---|---|
Where | ゴールは「具体的」で「期限付き」になっている? |
How do I know | 成果が測定できる指標(数値・観察基準など)がある? |
How | 毎日の・毎週の行動プランがある? |
※2つ目の問い(評価)を飛ばすと進捗が見えなくなりがち。これは組織や個人問わず最も軽視されやすいポイントです。(leapkk.co.jp, miraimanagement.co.jp)
応用:自分の目標に当てはめてみよう
例えば、あなたが「副業で月3万円稼ぐ」を目指すとします。
- Where
→ 2026年1月末までに「月3万円の副収入を得る」(ブログ・アフィリエイト等) - How do I know
→ 毎月の売上レポート/報酬額を確認し、3万円以上になったら達成 - How
→ 毎週3記事投稿・SNS拡散・月1でSEO改善、報酬発生記事を5本作成 など
おわりに
「Where」「How do I know」「How」――この3つだけに絞ることで、目標達成への思考がクリアになり、手段が目的化することなく逆算的に行動できます。
ご自由にダウンロードしてご活用ください。