Webサイトリニューアルの重要ポイント

✅ Webサイトリニューアルの心得・要点まとめ

1. 目的が最優先!手段と順番を間違えない

  • 失敗例:「CMSが先に決まっている」「とりあえずデザインを変えたい」など、手段が先に立つと、目的が達成できない。
  • 心得:まず「なぜリニューアルするのか」をチームで議論する。
  • ITやCMSは後で決める。目的を実現するための「手段」にすぎない。

2. Webサイトは企業の“名刺”

  • BtoBでは特に、Webサイトは第一印象。信頼性・情報の網羅性がカギ。
  • 現代では企業の理念やパーパスを伝える場でもある。

3. まずやるべきこと

  • どんなWebサイトを目指すのか、社内でしっかり議論。
  • 他社サイトの参考収集も効果的。
  • 手書きでも良いからラフに「イメージ共有」する。
  • スケジュールはゴールから逆算して作成。

4. 「主役はコンテンツ」

  • どんな情報を発信するのかが肝心。技術はその支援手段。
  • ユーザー視点でコンテンツ設計を考える。

🧱 実行ステップの構成(3本柱)

① コンテンツ・構造

  • 大分類から小分類まで情報設計。
  • サイトマップ・情報の優先順位を決める。

② 運用・体制

  • 社内で誰がどう動くか?外注?常駐支援?
  • 制作・更新を担う体制を構築。

③ 維持管理

  • 予算の確保、KPI設定、品質管理体制の設計。
  • 定期的な見直し・評価フローも含める。

🤝 パートナー選びのポイント(7タイプ)

タイプ特徴・留意点
Web制作専業会社安心・総合対応、良い担当者に出会えるかがカギ
ITベンダーツール中心の提案に注意。Web運用ノウハウが弱いことも
各工程専業(デザインハウス等)分業の質は高いが、管理コストが大きくなる
広告代理店・印刷会社制作実務は下請け。キャンペーン連動なら◎
コンサルティング会社理想論になりがち。現場と乖離していないか要確認
デジタルマーケ会社数字重視。目利きができないとリスクあり
個人事業主コスト◎、リスクも大。能力の見極めが重要

💡 スムーズに進めるコツ(社内調整)

  1. 承認ラインを事前に決めておく(誰が何にOKを出すか)
  2. 翻訳力が重要(専門用語ではなく、相手に伝わる言葉に)
  3. チームで方向性を共有(途中で目的を見失わない)

🔁 よくある失敗パターン

  • ベンダーがCMSを先に提案 → 実現したい機能ができない
  • ワイヤーフレームが先に出ている → コンテンツ設計に無理が出る
  • 「CMSの◯が多かったから選んだ」 → 実運用で破綻
  • 結果:「何のためのリニューアルだったっけ?」